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サブカル雑食手帳

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2020年04月15日

「教訓1」聴きくらべ

 新型コロナウイルス感染が拡大する中、突然、聴き覚えのあるメロディがテレビから流れてきた。安藤優子がキャスターを務めるフジテレビの情報番組「直撃LIVE グッディ!」で、ベトナム戦争の時代にフォークシンガーの加川良(故人)が歌って一世を風靡した反戦歌「教訓1」を今、再び女優の杏が外出自粛呼びかけのメッセージとしてギターの弾き語りで歌っている動画を紹介していたのである。早速、本家本元が歌う「教訓1」の方も聴いてみたのであるが、たしかに歌詞が持つインパクトの強さにはハンパないものがありますな。

 ♪死んで神様といわれるよりも
  生きて馬鹿だといわれましょうよね  
奇麗事並べられた時にも  
この命を捨てないようにね

新型コロナウイルスのせいですっかり脇に追いやられてしまった感があるが、森友学園への国有地売却で公文書改ざんに加担させられた結果、自殺してしまった財務省近畿財務局の赤木俊夫氏にも自殺する前にぜひともこの曲を聴いてもらいたかったものである。



posted by 下等遊民 at 19:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月23日

「三島由紀夫VS東大全共闘」

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俳優・東出昌大の不倫謝罪(?)会見のおかげで、「三島由紀夫VS東大全共闘」というドキュメンタリー映画のことを知り、早速、観に行ってきました(このご時勢なので一応、マスク着用で)。さて、この映画の圧巻はなんといっても三島と赤ちゃん連れの芥正彦との解放区をめぐる論争なのであるが、三島も芥もやたらと気負ったような小難しい言葉を使っているところ、なんつうか時代の臭いみたいなものを感じさせてくれて実に面白かったですな。また前後の文脈ははっきり思い出せないのだが、「私の大嫌いなサルトルがこの世でもっともエロチックな存在は縛られた女である、と言っていて」という三島の言葉が妙に印象に残りました(もしかしてサルトルって緊縛マニア?)。まあそんなこんなで、映画のほうはなかなか面白かったのですが、ちょっと驚きだったのは少なくとも50人以上はいた観客の中にカップルが一組もおらずすべて一人で観にきている客だったってところでしょうかね。
posted by 下等遊民 at 21:06| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月12日

エロ雑誌に見る高市早苗の問題発言

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 昨年、太田出版から刊行された安田理央氏の「巨乳の誕生」という本については既に拙ブログでも紹介させていただいたが、同じ著者によって滅びゆくエロ本文化への追悼の辞として今年7月に太田出版から刊行された「日本エロ本全史」は、「夫婦生活」「りべらる」といった戦後のカストリ雑誌から昨年創刊されたAV情報誌「FANZA」(ジーオーティー)まで全100冊のエロ雑誌創刊号をオールカラーで紹介してくれていて、とりわけエロ雑誌というものにノスタルジーを覚える向きには必読の一冊といえるだろう。ここに紹介されたエロ雑誌創刊号の表紙を眺めていて、ちょっと驚きだったのはサン出版から発行された「マガジン・ウォー」1992年5月創刊号の表紙に現総務相・高市早苗氏(当時は政治評論家)の名前を見つけたことで、この本では「女のコを押し倒せない男が増えてるんだよネ」というインタビューにおける氏の発言が紹介されているのである。もちろんこの言葉には「男たるもの女のコを押し倒してレイプ(seesaaブログのコメント欄では禁止ワード)するくらいの元気がなければいけない」というメッセージが込められているわけで、2003年の自民党・太田誠一党行政改革推進本部長(衆院青少年特別委員)による「集団レイプする人は元気がある」発言より10以上前に同じ趣旨の発言をしていたことになるわけである。 高市早苗総務相といえば、かつて国会で「国は放送局に対して電波停止できる」と発言して大問題になったことがあったが、政治評論家時代の「女のコを押し倒せない男が・・・・・」発言も今していれば大問題になることは必至だろう。 
「学校やTVが教えてくない大切なことは大体エロ本から教わった。」とは「日本エロ本全史」の帯に書かれた言葉であるが、この年になってもエロ本から学ぶことはまだまだありそうである。

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posted by 下等遊民 at 15:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月31日

愛の不自由

NHK Eテレの障害者をテーマにした情報バラエティ番組「バリバラ」はここ数年、日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」の裏で、いささか挑発的ともいえる内容のものを生放送してきているが、先週末(8月24日・深夜)に放送されたものはこれまでの中でもっとも内容の濃いものだったと言えるだろう。テーマは「芸術の不自由」ならぬ「愛の不自由」で、アダルトビデオを見ながら妄想の中で性の営みを行う重度障害者のカップルから挑発的なボンデージファッションで登場するやいなやタチ役の女性がネコ役の女性の豊満な生尻をスパンキングしてみせる白人のレズビアンカップルまでまさに多様な性の形が紹介されていた。ネット上では「これのどこが教育なの?」といった批判の声も上がっているようだが、多様な性のあり方を見せることは充分に教育的であり、公共放送に相応しいものとはいえないだろうか。誰か「N国からNHKをまもる党」とか立ち上げてくれないものだろうか。

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posted by 下等遊民 at 11:57| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月13日

ミニシアター館長の言葉

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国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、企画展「表現の不自由展・その後」が脅迫を受け、たった3日間で中止となってしまった事件について、地元のミニシアター館「シネマイーラ」館長の榎本雅之氏が中日新聞に寄稿しているのを読んだ。榎本氏自身、2008年に「シネマイーラ」をオープンした時、最初に公開した作品「靖国 YASUKUNI」や先月公開の「主戦場」などで右翼系団体から抗議を受け、内心、冷や冷やしながらそれでもなんとか上映期間を終えたという。榎本氏いわく、「見せる機会すら、つくらずにああだこうだ言うのは卑劣ではないか。議論を呼ぶものだからこそ、見てから考えてもらう。映画館の経営者としては、それが最低限の義務だと思っています。」と。なんとも頼もしい限りである。
posted by 下等遊民 at 01:07| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月19日

戦争しようよ 

♪女が欲しけりゃ戦争へ行こう
 敵の女とっつかまえて欲求不満のはけ口にしよう
 戦争だから誰にもおこられない
 戦争だ 戦争だ 戦争だ 国が認めた戦争だ
 みんなで殺そう 戦争だ

反戦フォーク全盛だった1970年代初頭、泉谷しげるが一種の逆説的反戦歌として↑のような歌詞のフォークソングを歌っていたが、(酔った勢いとは言え)これをギャグでも逆説でもなく、大真面目に訴えってしまったのが今回、「戦争しようよ」発言で日本維新の会を除名された丸山穂高衆議院議員である。当ブログの性質上、あまり真っ当なことは言いたくないのだが、こんなふざけたチンピラがこれまでエラソーに議員ヅラしていたとは政治の劣化もここに極まれりというべきか。

posted by 下等遊民 at 13:07| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月28日

アートとズリネタ

京都造形芸術大の東京キャンパスで行われた、美術家・会田誠氏による公開講座を受講した女性が環境型セクハラで精神的苦痛を受けたとして、大学を運営する学校法人「瓜生山学園」に慰謝料の支払いを求める訴訟を起こしたことが物議を醸している。環境型セクハラとはなにか。厚生労働省・都道府県労働局雇用均等室「セクシャルハラスメント対策マニュアル」によれば、労働者の意に反する性的な言動により、労働者の就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなど、その労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じることを言うらしい。だとすれば、職場と違って不快ならいつでも自由に退席でき、また退席したところで何の問題もない社会人向け公開講義にこの環境型セクハラという概念を当てはめることが適切なのか否かとの疑問も生じるが、それはさておき、私が一番面白いと思ったのは、会田誠氏が講義の中で口走ったといわれている「デッサンに来たモデルをズリネタにした」という発言である。この発言について、会田誠氏は、「美大油絵科の学生としてみんなとヌードモデルを描いていた時に、はたと気づいた。裸の女性が真ん中にいて、たくさんの男たちが(当時美大は男子学生が多かった)それを凝視している」「そして言外に欲情は禁じられてる。これってなんなんだ? 何ゆえなんだ? 歴史的経緯は? 美術・芸術の領域(具体的には芸大上野キャンパス)から一歩出た世間は、まったく違う風か吹いているじゃないか? どっちが嘘をついているんだ? どっちが病的なんだ? そういう問いです」と弁明しているそうだが、確かにアートとズリネタというのはそんなに截然と区別できるものではないんじゃないか。たとえば、あの「アヴィニョンの娘たち」だってピカソにとっては立派なズリネタだったかも知れんではないか。

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posted by 下等遊民 at 22:04| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月12日

性的唯幻論とアダルトショップ

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 「わたしにとって、これが人生最後の本になるであろう。」との帯の文句についつい惹かれて、少なくとも10年以上は読んでいなかった岸田秀氏の唯幻論最新版「唯幻論始末記」(いそっぷ社)を購入。1977年に「ものぐさ精神分析」(青土社)でデビューして以来、一貫して唯幻論(性的唯幻論と史的唯幻論)なる独創的な理論を唱え続けてきた岸田秀氏であるが、これまでにものした著書の多さを見ただけでもとうてい岸田秀氏が「ものぐさ」な人間であるとは思えないのである。ただ「ものぐさ精神分析」というのは、自分でものを考えようとせず、ただただ他人が書いたものを受け売りすることで多少なりともものを考えているようなふりをしたい私のような怠惰な人間にとって非常に使い勝手のいい本であることだけは確かだと思うが。ちなみに↓の画像はアダルトショップの一角を捉えたものだが、人間の性欲は生物学的な種族保存本能に基づくものではなく、人それぞれの変な幻想に基づいたものであるという性的唯幻論の骨子を実にわかりやすく具現化したものであるとは言えないだろうか。

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(クリックして拡大)


 
posted by 下等遊民 at 02:18| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月12日

バイブ批評

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「彼から安楽死を考えていると打ち明けられたのは、私がアマゾンで女性用バイブレーターのカスタマーレビューを読んでいる時だった。」という衝撃的(?)な書き出しに惹かれて、社会学者の古市憲寿氏の初小説で第160回芥川賞の候補作でもある「平成くん、さようなら」(文藝春秋)を昨日から読み始めた。まあこの程度の文章を「衝撃的」などと感じること自体、当方の感性がバリバリ昭和おやじ的なものである証しなのかも知れんが、それはさておき、この作品、とにかく女性用バイブレーターに関する記述がやたらと多く、「性行為を嫌う彼のせいで、私には定期的に女性用のセックストイを買う習慣がある。ベッドルームには、イロハ、スヴァコム、ストロングトルネードなど、数十のローターやバイブレーターが並べられていた。最近のお気に入りはウーマナイザーだ。」といったように、女性用アダルトグッズの具体的な商品名も次々飛び出し、その方面における古市氏の造詣の深さも窺われる(さすが気鋭の社会学者!)。これまでの芥川賞候補作の中でこれほど女性用アダルトグッズのことが詳細に書かれた作品はなかったんじゃないか、などと思いながらついつい好奇心からアマゾンでイロハ、スヴァコム、ストロングトルネードといった商品名を検索。驚くなかれカスタマーレビューの中には「ちゃんと濡れていないと、ひだの所がこすれて痛いかな。クリの方も当たり方によってはちょっと痛い。でも動きはエロくてヤバいです。」といったように既に「批評」の域に達しているものまであってすっかり関心が横道にそれてしまいました。といったところで本年もよろしくお願い申しあげます。
posted by 下等遊民 at 21:33| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月31日

今年のユーチューブ大賞

 昨日行われた「輝く!日本レコード大賞」では、乃木坂46の「シンクロニシティ」が大賞に輝いたそうだが、私が勝手に決めた今年のユーチューブ大賞は「セクシー・トランペット」(1962)ということにあいなりました。今年の5月にアップされた動画のようですが、レコジャの裏表からレコード本体まで女体を舐めまわすような執念で何度もしつこく映し出しているあたりも好感が持てました。B面の「セクシー・ツイスト」については以前、別の動画で紹介させていただきましたが、A面の「セクシー・トランペット」はB面とはまったく趣が異なり、レコジャの紹介文にもあるように、「スクリーンと切りはなしても、ゾクゾクとする官能的なアッピールがあります。」
 では良いお年を!


posted by 下等遊民 at 17:29| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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