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サブカル雑食手帳

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2015年10月06日

映画「三里塚に生きる」を観た

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 シネマイーラという地元のミニシアター館で、ドキュメンタリー映画「三里塚に生きる」を観た。
ポスターのキャッチコピーに、「忘れられた人々の、忘れられない物語。」とあるように、かつて成田空港建設反対闘争を戦った三里塚農民達のドキュメンタリーであるが、まず、この作品のすぐれている点は様々な立場からこの運動に関わった人々の独白を集めることで、この闘争を出来うる限り多角的な視点から捉えようとしたところにあるのではなかろうか。単純に空港建設反対闘争を美化したようなプロパガンダ作品とは違って、闘争の裏面も余すところなく描き切っているのである。たとえば、公団側に農地を売り払うことで多額の金を得た農民や村八分になることへの恐れからしかたなく闘争に加わった農民などが、過去を振り返りながら当時の偽らざる心境を率直に語っていたりとか。元・婦人行動隊だったというおばあちゃん達も何人かインタビューに応じているが、どのおばあちゃんも皆、実にいい表情をしているのが強く印象に残った。婦人行動隊の女性達が武器を手にするかわりに肥え(糞尿)を頭からかぶり、機動隊に体当たりしていくシーンには少なからず感動を覚えたが、そのこととスカトロ趣味とはまったく別物であることはあらためて断るまでもないだろう。

posted by 下等遊民 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする