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サブカル雑食手帳

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2015年12月20日

野阪昭如氏の戒名

 9日に亡くなった野坂昭如氏の葬儀のニュースをテレビで見ながらあらためて「昭和は遠くなりにけり」の思いを深くした。それには少年時代の自己形成期(?)にもっとも親しんだ小説が野阪昭如氏の「エロ事師たち」だったということも大きく関与しているかも知れない。私の場合、中学校に入学して最初に読んだ小説が野阪氏のこの大傑作だったおかげで、その当事の私の憧れの職業は野球選手でもサッカー選手でも医師でもなく、常にブレることなく「エロ事師」であり続けたのである。夢は夢のままに終わってしまったとはいえ、氏の作品が少年時代の私に夢と希望を与えてくれたことだけは間違いないだろう。野坂氏の葬儀は「音楽葬にして、戒名はなし」ということらしいが、氏が昭和41年に青春出版社から出した「立ち読み厳禁の書」という本に書いていた自家製の「非行院好色無礼雜文童児」という戒名はどうなってしまったのだろうか(実にかっこいい戒名だと思うのだが)。野阪昭如氏の御冥福を心よりお祈り申しあげます。
posted by 下等遊民 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする