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サブカル雑食手帳

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2008年10月11日

「世界裸か美画報」に見る昭和の珍事件

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前回と前々回のエントリーで取り上げた「実話雑誌」(三世新社・昭和40年7月号)に続いて、もう一冊最近入手したのが「世界裸か美画報」(季節風書店・昭和35年6月号)である。表紙の「世界裸か美画報」というタイトルの下には小さな文字で「全ページ・皆さまの・こっそりしたい楽しみ見たい楽しみの誌上テレビです」と書かれているところなど、この雑誌が出た昭和35年という年が日本中で爆発的にテレビが普及し始めた年であることを偲ばせる。 本誌の記事の中では「事件のよる」として、当時山形県鶴岡市でおこった「四つんばい検便」騒動を取り上げているのが特に興味をひいた。記事によると、どうやら騒動の発端はこの街の「亀屋ホテル」に宿泊する高松宮のため、従業員39人が衛生上の立場から「四つんばい検便」されたことを女中さんたちが人権蹂躙だと怒ったことによるようだ。座ぶとんの上で四つんばいになった女中さんたちに対して、保健所員がガラスの棒を、毛布も何もかぶせないまま、直接お尻に突っ込んだというのだから、考えてみれば騒ぎになったのも当然といえば当然であろう。普通ならSM小説とかピンク映画の中でしかあり得ないようなことが、たまたま高松宮という一人の皇族が宿泊することになったことで現実化してしまったわけだが、皇族が来るというだけで大騒ぎするような日本人の事大主義は今に至るまであまり変わっていないのではなかろうか。(さすがに「四つんばい検便」はあり得ないかも知れないが)
 ちなみに↓の写真は本誌の記事「女性のタイプ別Yだん傑作選」の中に挿入されていた大映映画「痴人の愛」のワンシーン。叶順子と船越英二による有名な「お馬さんごっこ」のシーンであるが、記事本文の内容とは直接何の関係もないところがまた面白い。

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Enjoy MLB with MAJOR.JP! Ichiro, Matsuzaka, Matsui, and more!
posted by 下等遊民 at 00:16| Comment(19) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 いや〜50年近く前の本ですが、本のタイトルこそレトロ感があるものの、掲載されるネタは現在と大きく変わらないような気がしますね〜。
しかしこの「検便」ですが、たしかにピンク映画とか三和出版の「カルテ通信」、あるいはSM系小説とかで見かけたような気がしますが、実際に行われていたとは驚きです。
(ちなみに、この「亀屋」はウチから車で40〜50分の距離です)
Posted by wakuwaku1776 at 2008年10月11日 11:46
  >wakuwaku1776様

 まさに仰る通りで、今回この「世界裸か美画報」に目を通してみてまず驚いたのは、掲載されているネタに少しも古さを感じなかったことなんです。これは結局のところ、人間の性的好奇心のあり方というのが50年前も現在もほとんど変化していないということを物語っているのかも知れません。

 この事件の異常さは、それが一人のマニアによって引き起こされたものではなく、多くの人間が大真面目に「四つんばい検便」の遂行に関与していたという点にこそ求められるべきかも知れませんね。まさに「事実は小説よりも奇なり」とでもいうしかないような事件ではありますが、こうした皇族がらみの珍事件って探せばまだまだありそうな気がします。

 >この「亀屋」はウチから車で40〜50分の距離です

 これは驚きです。このホテルは今もまだ健在だったということですね。もし当時のことを知っている関係者がいるなら是非とも詳細な話を聞いてみたいもんですな。
Posted by 下等遊民 at 2008年10月11日 21:50
こんちわ。

今の皇太子は登山が趣味ですが、皇太子が山に登ると、地元が事前に山小屋や登山道の整備をするという話は聞いたことがあります。登山道を付け替えて、自然破壊になっちゃったみたいな話もあるみたい。皇太子本人は知る由もないところ、なかなか、ニッポンな話であります。


検便検査だけなのかなあ。性病検査ということはないかなあ。

なんて読むの?「裸か美画報」裸に「か」を送り仮名したのかしら。
Posted by kuroneko at 2008年10月14日 10:56
 >kuroneko様

 なかなかニッポンな話といえば、現皇太子が子供だった頃、私の地元にやってきたついでに潮干狩りをするというんで、近隣住民総動員で海岸のゴミ拾いをした挙句、前日には大量のあさりをばらまいたというエピソードもありましたっけ。

 >検便検査だけなのかあ。

 実は「亀屋ホテル」「検便」「高松宮」の三つのキーワードで検索したところ、当時この騒動は国会でも取沙汰されるほどの大問題になっていたようで国会議会録の記録も見つかりました。

kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/034/0520/main.html

 >「裸か美」

 この雑誌の編集者はなぜか「裸か」という表記がよほど気に入っていたとみえて記事の随所にもこの表記が見受けられます。まあこれも一種の遊び心なんでしょうが、表紙の写真抜きでタイトルだけ書けばまず入力ミスだと勘違いされるでしょうな。
Posted by 下等遊民 at 2008年10月14日 21:20
四つん這い検便事件を
再現フィルム形式で
エロDVD化してほしいものだw
Posted by at 2011年10月08日 01:49
 >四つん這い検便事件を再現フィルム形式で
エロDVD化してほしいものだw

 私などは再現フィルムなどと聞くとすぐに「テレビ三面記事ウィークエンダー」といった昭和のテレビ番組を想起してしまうんですが、どうも最近のテレビはこの頃に比べるとエロの濃度が著しく薄くなったような気がしてなりません。私としては、「四つん這い検便事件」がエロDVD化されるとしたら監督は是非とも「糞尿家族ロビンソン」の安達かおる氏に担当してもらいたいと思っているんですが・・・・・。
Posted by 下等遊民 at 2011年10月08日 08:11
せやけど、この「四つん這い検便」て、当時他の(学校とかの)検便でも、こんなことやってたんやろか?
Posted by 52才北村 at 2011年10月20日 02:08
 >52才北村様

 この当時はまだ今ほど児童に対するセクハラに対して世間がナーバスでなかったため、マニアの教員が何か大義名分をこしらえて四つん這い検便を実施した可能性は十分あり得るでしょうな。ちなみに、食品製造業種や旅館や飲食店等、飲食をともなう接客業種には、四つん這い検便が年に二回強制的定期的に行なわれた時代があったとか。↓
http://sniper.jp/008sniper/00871analuniv/post_669.php
Posted by 下等遊民 at 2011年10月20日 20:13
四つん這い検便事件を、劇画化もして欲しいものだ。ただし、今時の少女マンガもどきの絵柄ではなくて、昭和のエロ劇画調のリアルな絵柄でなw
Posted by 53才北村 at 2012年06月23日 19:03
 >53才北村様

 >ただし、今時の少女マンガもどきの絵柄ではなくて、昭和のエロ劇画調のリアルな絵柄でなw

 昭和40年代から50年代にかけて、日本一下品なエロ漫画誌として脚光(?)を浴びていた「週刊漫画Q」が健在ならば、この雑誌ほど四つん這い検便事件の劇画化に適した雑誌はないと思うんですが、現在、これほどブッ飛んだエロ漫画誌が見当たらないのが残念です。↓
 http://yakenn2002.seesaa.net/article/104369280.html?1340532621
Posted by 下等遊民 at 2012年06月24日 19:25
週間漫画Qは、後の妖怪ブームのときには、
ちゃんと「セクシー妖怪」などというシロモノを
特集していて、笑えますなw
下等遊民閣下は、「妖怪あかなめ」などはご存知かと思いますが、ぼくちんは、「妖怪尻なめ」になって、女の子のお尻を舐めまくりたいでちゅ!w
Posted by 53才北村 at 2012年06月25日 21:50
 >53才北村様

 >週間漫画Qは、後の妖怪ブームのときには、
ちゃんと「セクシー妖怪」などというシロモノを
特集していて

 さすが詳しいですな。私の場合、週刊漫画Qで最も印象に残っているのは「びびんちょエロ人間」シリーズ。毎回、呆れかえるほどスケベで変態な野郎が大活躍するのを楽しみにしてましたっけ。

 >妖怪尻なめ

 私も妖怪に生まれ変われるものなら、断然、妖怪尻なめに生まれ変わりたいもんですな。境港市の水木しげるロードには、妖怪あかなめのブロンズ像があるそうですが、妖怪尻なめのブロンズ像も是非、作って頂きたい。ところで、妖怪と言えば、2005年公開の映画「妖怪大戦争」は川姫(高橋真唯)の生足が最高にエロかったですな。この映画を観て、足フェチになったガキは少なくないんじゃないかとw

 
Posted by 下等遊民 at 2012年06月26日 20:04
>「妖怪尻なめ」のブロンズ像を作る際には、ぜひ、
下等遊民さんが変身した「尻なめ」が「美しい尻のヴィーナス」の尻を舐めてるシーンを再現してほしいものですなwww
>川姫(高橋真唯)
生足もエロいが、彼女の設定というのは、子供の頃のコスチュームを大人になっても着ている、というので、
お尻にパンツが食い込んでいたのが、もう、最高のエロスでやんしたな!ww
Posted by 53才北村 at 2012年06月27日 01:06
 >53才北村様

 >お尻にパンツが食い込んでいたのが、もう、最高のエロスでやんしたな!ww

 え、そんな素晴らしいシーンもあったんですか?私としたことがすっかり見落していました。「妖怪大戦争」はDVDに録画してあるので、もう一度チェックし直す必要がありそうですな。

 
Posted by 下等遊民 at 2012年06月28日 00:48
5月4日の「アド街ック天国」で、埼玉の「名栗温泉・大松閣」の温泉が紹介されたとき、
若山牧水の短歌とともに、女のケツの画像が流れたそうなんですが、
どんな状況だったか、下等遊民さんは、見て
おられませんでしたか??
これがそのときの画像ですが

http://momi5.momi3.net/siri/src/1367738159802.jpg
Posted by 54才北村 at 2013年05月11日 10:17
 >54才北村様

>若山牧水の短歌とともに、女のケツの画像が流れた

 残念ながら見てなかったですが、牧水の短歌と女のケツという取り合わせがどことなく昭和のエロ本っぽくてメチャ渋いじゃないですか!早速、知り合いに録画してなかったかどうか確かめてみます。ところで、女のケツと言えば、昨年、テレビ東京系列の深夜番組で、「働くオンナ決意のヌード」とかいうシリーズをやっていたんですが、全裸になった女性がすべて、オッパイの方を手で隠しつつ、尻は完全にさらけ出していたのが素晴らしかったですね。昔のテレビ番組だったら、オッパイは見せても尻はなかなか見せなかったものですが、最近では、「オッパイ隠して尻隠さず」というのがヌード番組の規範になってしまったんでしょうかね。まあ尻フェチとしては大いに歓迎すべき傾向ではありますが。
Posted by 下等遊民 at 2013年05月12日 08:24
今発売中の週刊現代10月5日号に「日本初のヌード雑誌・世界裸か美画報を読み解く」
という特集をやっているのだが、その中にあばしり一家の「花の美容道館」と、
カラテ地獄変の「お尻丸出しカラテ」に影響を
与えたと思われる、全裸に柔道着の上着だけで、お尻丸出しのグラビアが
すでに出てきていた。
Posted by 60才北村 at 2019年10月02日 18:51
 >60才北村さま

 >「日本初のヌード雑誌・世界裸か美画報を読み解く」

 この特集タイトルを見ただけで下半身がムズムズしてきました。早速、アマゾンで購入しようかと思います。貴重な情報ありがとうございました。

 
Posted by 下等遊民 at 2019年10月10日 21:55
 >60才北村さま

 ご教示いただいた週刊現代10月5日号が本日、アマゾンから届きました。
 さすがに、あばしり一家の「花の美容道館」と、カラテ地獄変の「お尻丸出しカラテ」の元ネタが「世界裸か美画報」だったことまでは週刊現代も知らなかったのかも知れませんな。「女柔道お色気決定戦」の「お色気」という言葉に時代の雰囲気が感じられます。私的には特集最後のページの「オッパイとヒップの運命占い」の半ケツ写真が気に入りました。
Posted by 下等遊民 at 2019年10月14日 14:04
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