昭和歌謡に関する本は何冊か所持しているが、なぜかその中に倉元恵子の1970年のデビュー曲「悪女のすすめ」を取り上げた本は存在しない。てか、かく言う私もつい最近までこの曲のことはすっかり忘れ去っていたのでエラソーなことは言えないのであるが、先日たまたま実家で「悪女のすすめ」のEPレコード盤を発見、これがなかなかの逸品であったことを思い出したのである。
♪あなたが私になにを
求めているか知ってるわ
だけど美味しいものは
時間をかけて食べるもの
ああ坊や・・・・・
そんな眼をして見ないで
ああ坊や・・・・・
私が悪いんじゃないわ
私の心のなにかが悪女にさせるのよ
昼間はけがれを知らぬ
天使のような私なの
夜は悪魔になって
あなたをうんといじめるの
ああ坊や・・・・・
とてもからだが燃えるの
ああ坊や・・・・・
私が悪いんじゃないわ
私の体のなにかが悪女にさせるのよ
といった歌詞なのだが、それにしても十代のガキンチョにしてはずいぶんと酔狂な歌を聴いていたものである。ちなみに倉元恵子はその翌年、今度は「天使のすすめ」という曲を出していた。2曲とも是非とも復活させたい泡沫歌謡の逸品である。
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ある古語辞典では「美女は悪女の炎(ほむら)の種」という浄瑠璃からの引用例があげてありました。
>「悪女」というのは「醜女」のこと
そう言えば、故事にも「悪女の深情け」というのがありましたよね。最近では「悪女」という語は大抵の場合、「魔性の女」(ファム・ファタル)、あるいは「外面如菩薩内心如夜叉」といった意味で使われることが多いようですが、こうした意味の反転がいつ頃から生じたのかはちょっと興味深いところではあります。ただ、女の色香に迷うのも迷わないのも結局は男の自由意志に帰することを思えば、男心を惑わす女に「悪女」のレッテルを貼るのは責任転嫁も甚だしいと言えるでしょうね。
日本コロムビアから出しています。ご存知でしたか?
昭和40年代の泡沫歌謡、わたしも大好きです。
もちろんエロも大好きですが。
昭和40年代の歌謡曲全盛時代にはこういったテイストの歌手が結構いたんでしょうかね〜。(ま〜考えてみれば、奥村チヨの「恋の奴隷」とか辺見マリの「経験」なんてのもかなり過激な歌詞ですよね)
ワタシらの年代だと山口百恵の「ひと夏の経験」でしょうかね。(あなたに女の子の一番大切な〜ものをあげるわ〜♪)
どうも初めまして。
>倉元はその後、くらもと恵子の芸名で「輝きの中から」というアイドル風のシングルを日本コロムビアから出しています。
そうでしたか!「悪女のすすめ」についてはこの曲が出た直後、TVの深夜番組(たぶん「11PM」)で倉元が歌っているのを聴いて一発で惚れこんでしまったといった記憶はあるのですが、その後の倉元については全く知りませんでした。
>昭和40年代の泡沫歌謡、わたしも大好きです。
もちろんエロも大好きですが。
同感です。エロくなければ歌謡曲ではない、と固く信じている私にとって、昭和40年代はまさに歌謡曲の黄金時代、今後ともよろしくお願いします。
>素晴らしい歌詞ですね!。
確かにこの時代の歌謡曲には歌詞だけでも結構楽しめるものが多かったように思いますね。ただ奥村チヨの「恋の奴隷」にしろ、辺見マリの「経験」にしろ、この時代のヒット曲の歌詞はどちらかというと「M女系」(奥村チヨ自身は「恋の奴隷」に全く感情移入できなくてこの歌を歌うのがいやでたまらなかったそうですが)が主流だったような気がします。その意味では倉元の「悪女のすすめ」はまだ世に出るのが少しばかり早過ぎたのかも知れません。山口百恵と同時期ぐらいに出たとしたらもっと当たっていたと思うんですけどね。