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サブカル雑食手帳

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2009年09月20日

うたごえ喫茶と革命歌

 「上京して間もなくメーデー事件が起った。続いて早大事件にぶつかった。『国際学連の歌』はその頃に覚えた。ほかにも続々と新しいレパートリーが増えた。『憎しみのるつぼに赤くやくる…』という革命歌は、当時の陰惨な文学部地下のせまい部屋によく似合った。生協の売店で煙草を一本何円かでバラ売つしていた時代である。『若き親衛隊』『シベリア物語』などのソ連映画が大学で人気を集めていた。当時の私たちのナンバーは『シベリア大地の歌」であり『バルカンの星の下に』だった。気のきいた連中はそれをロシア語で歌った。学内では”自由舞台”や”劇研”などが、活発な活動を続けていた。東京中の大学が一種の昂揚期、または躁状態にあった時期だったように思う」ー五木寛之著「風に吹かれて」(角川文庫)よりー

映画「蟹工船」のパンフに掲載されていた「革命歌集CD」の広告に刺激され、取り合えずYoutubeで聴ける革命歌の類いを探索していたところ、「労働歌と革命歌だけのうたごえ喫茶」というのを発見した。店の客はほとんどが常連さんなのか、とにかく大変な盛り上がりようである。(ちなみに戦後日本のうたごえ喫茶第一号は昭和25年にオープンした新宿の「どん底」という店だとか。) 
 なお動画のアニメがとてもカワユイ「聞け万国の労働者」も一見の価値あり。



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posted by 下等遊民 at 01:11| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 「うたごえ喫茶」には1960年代の香りがしますね〜。「聞け万国の労働者」のフルコーラスは初めて聴きましたが、実に素晴らしい歌詞だったんですね!。
労働組合の存在価値が低くなり、未組織労働者が多数となり、労働者としての権利すら行使できないような「派遣」という雇用形態がはびこる時代だからこそ、この歌の意味を再認識して立ち上がらんといけないかも知れませんね。
Posted by wakuwaku1776 at 2009年09月20日 19:18
 >wakuwaku1776様

 >「うたごえ喫茶」には1960年代の香り

 1950年代の「うたごえ喫茶」は今回引用した五木寛之氏の「風に吹かれて」にあるように、専ら革命歌や労働歌やロシア民謡の宣伝機関としての役割を担っていたようですが、1960年代には歌謡界にも大きな影響を与えたようで、例えば、1961年に和田浩とマヒナスターズが歌って大ヒットした「北上夜曲」 http://www.biwa.ne.jp/~kebuta/MIDI/MIDI-htm/KitakamiYakyoku.htmや1962年にダークダックスが広めた「山男の歌」 http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/yamaotokono_uta.htm
などの名曲も「うたごえ喫茶」から生まれたものらしいですね。それにしても「グッド・ナイト」
http://www.youtube.com/watch?v=8Zm95zwJ3lMみたいなエロいムード歌謡から「お座敷小唄」のようなドドンパ調の宴会ソングまで、1960年代におけるマヒナの八面六臂ぶりには確かに目を瞠るものがありますよね〜。

 >「聞け万国の労働者」

 この曲、私の子供の頃にはよく耳にした記憶があるせいか、今回久しぶりに聴いてとても懐かしい思いに駆られましてしまいました。格差社会といわれる今こそもっと歌われるべき歌だと思いました。

 
Posted by 下等遊民 at 2009年09月20日 20:59
 >wakuwaku1776様

 ところでロシア民謡といえば、1991年のソ連崩壊直後にソ連版(実際にソ連版かどうかは怪しいのですが)という触れ込みの裏ビデオを観たことがありました。そのイントロが傑作で、ロシア民謡の「カリンカ」をBGMにハンマ−と鎌が交叉したソ連の国旗のハンマーの部分が見る見るうちに男根の形に変貌してしまいました。
Posted by 下等遊民 at 2009年09月21日 00:19
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