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サブカル雑食手帳

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2010年09月05日

図書館を困惑させたアート(?)本

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 パソコンが退院してきたので久しぶりに何かエントリーを・・・・と思っているところへ市の図書館から突然の電話。実は一ヶ月ほど前に、「現代美術場外乱闘」(都築響一著・洋泉社)というアート(?)本(この本の内容については既にユカリーヌさんのブログが取り上げておられるので、興味のある向きはそちらを読まれたい)を借りようとしたところ所蔵がなかったため、購入してくれるよう頼んでおいたのである。会議の結果、購入のリクエストについては受理されたのだが、さて入ってきた現物を見て、図書館員たちはたちまち困惑してしまったというのが事の真相。電話をかけてきた図書館員が言うには、図書館に所蔵するのに相応しくない内容の本を購入してしまったのはひとえに図書館側の判断ミスなので、この本の貸し出しに関しては特別に私のみ許可ということとし、その後は貸し出しも閲覧も不可ということにさせてもらうとのこと。また返却に際しても通常なら閉館時はブックポストに入れておけばいいのだが、今回はそれもだめで必ず図書館員に直接渡してほしい、そして未成年者の目に触れないようくれぐれも注意してほしいとのことであった。まるで有毒物質扱いである。故・澁澤龍彦氏によると、フランスの国立図書館では、公開禁止のエロティック文学の並んでいる棚を、「地獄」棚と称しており、大英博物館では、同じような危険書庫を「アルカナ」(秘密の棚)、ワシントンの国会図書館では「デルタ」、ニューヨークのパブリック・ライブラリーでは「檻」、ワシントンの軍医図書館では「チェリー・ケース」(さくらんぼの戸棚)、ハーバード大学では「地獄の穴」、ブルックリンの公共図書館では「宝物庫」と称しているらしいが(「ホモ・エロティクス」所収「『地獄』棚の魅力」)、「地獄」棚の存在しないローカルな市立図書館のこと、この本の運命がちょっぴり気になる。
ちなみに↓の写真は蝋人形なので誤解なきよう。

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posted by 下等遊民 at 17:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 わははは〜!。図書館を困らせるとは、さすがですな!。
>図書館に所蔵するのに相応しくない内容の本を購入してしまったのはひとえに図書館側の判断ミス
う〜ん、会議してまで検討した訳ですから、多少なりとも内容は調査したように思いますが。
もしかして、公費でエロが見たい図書館員がいたりして・・・。
女性の図書館員が見て、「やだ〜!」とかいったんでしょうかね〜。(ま、こんな妄想を膨らませるのはワタシくらいでしょうか)
Posted by wakuwaku1776 at 2010年09月05日 22:14
 >wakuwaku1776様

 >もしかして、公費でエロが見たい図書館員がいたりして・・・。

 本の内容に関してはネットの検索だけでもかなりの程度まで把握できるはずなのでこれは十分あり得ることだと思いますね〜。私としては以前、無修整のエロ写真が掲載されている「別冊太陽・地下本」(城市郎編集・平凡社)というムックが図書館に置かれているのを見た記憶があったのでまさかこの程度の本が問題になるとは思わなかったんですが、してみると「別冊太陽・地下本」の場合は単に図書館員が気づかなかっただけなのか。これまで私がリクエストした本はほとんど受理されてきたのですが、今回のことを契機に「要注意人物」になってしまったかも・・・・・。

 


 
Posted by 下等遊民 at 2010年09月06日 00:10
 >wakuwaku1776様

 >女性の図書館員が見て、「やだ〜!」とかいったんでしょうかね〜。

 図書館員は圧倒的に女性が多く、電話してきたのも女性の図書館員だったので、「この本のどこが図書館に相応しくないのか、具体的に説明してほしい」とでも言ってみればよかったな。
Posted by 下等遊民 at 2010年09月06日 00:21
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