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『キャタピラー』 私たちが拝むのは?
Excerpt: 【ネタバレ注意】
江戸川乱歩の『芋虫』とドルトン・トランボの『ジョニーは戦場へ行った』をモチーフにしたという『キャタピラー』に
Weblog: 映画のブログ
Tracked: 2010-09-12 11:41
日常の中の戦争を穿つ〜映画「キャタピラー」
Excerpt: 日常の中の戦争を穿つ〜映画「キャタピラー」 「キャラピラー」とは「芋虫」。そのタイトル通り、江戸川乱歩の「芋虫」が原作だが、時代背景をがらりと変え、強烈な反戦映画に仕上げた。 中国戦線へ出兵した夫・..
Weblog: 夕陽の回廊
Tracked: 2010-09-12 11:59
キャタピラー
Excerpt: 日中戦争に出征した夫は無事に帰るが、手足を失って胴体だけで戻る。顔半分は火傷でただれ、聴覚を失っていた。妻シゲ子(寺島しのぶ)は最初は拒絶するが、徐々に食欲と性欲だけの夫を受け入れていく。でも、戦争の..
Weblog: とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
Tracked: 2010-09-12 13:28
CATERPILLAR キャタピラー
Excerpt:
<<ストーリー>>勇ましく戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。しかし戦地からシゲ子(寺島しのぶ)の元に帰ってきた久蔵(大西信満...
Weblog: ゴリラも寄り道
Tracked: 2010-09-12 14:49
キャタピラー
Excerpt: 第二次世界大戦中の1943年。 戦地で両手足を失った黒川久蔵は、首に勲章をぶら下げられて帰還し、「軍神」と村中から讃えられる。 口もきけず、耳も聞こえず、身動きの取れない身体となっても、久蔵は食欲も性..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2010-09-12 19:00
キャタピラー
Excerpt: 《キャタピラー》 2010年 日本映画 黒川 久蔵は戦地へ赴くも負傷し両手両足が
Weblog: Diarydiary!
Tracked: 2010-09-12 20:24
『キャタピラー』 (2010)
Excerpt: 若松監督は、寺島しのぶを使う事によって、ある意味、映画を興行的には成功させたかもしれないけれど、寺島しのぶの発散する情念は、ハンパじゃなく、この作品を凌駕してしまっている気がします。
Weblog: よーじっくのここちいい空間
Tracked: 2010-09-12 20:27
映画「キャタピラー」
Excerpt: 若松孝二監督が「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の次に放った新作。今年のベルリン国際映画祭で、寺島しのぶさんが最優秀女優賞に輝き、公開が待たれている。
Weblog: 今日の素敵さがし
Tracked: 2010-09-12 20:36
キャタピラー
Excerpt: 主演の寺島しのぶが今年のベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた作品。最前線での戦いではなく銃後の戦いを描いた反戦映画だ。監督は『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』の若松孝二。共演に「実録・連..
Weblog: LOVE Cinemas 調布
Tracked: 2010-09-12 21:53
「キャタピラー」
Excerpt: 2010年・日本/若松プロダクション=スコーレ監督:若松孝二脚本:黒沢久子、出口出 今年74歳!映画監督歴47年!にもなるベテラン、若松孝二監督が、秀作「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」(..
Weblog: お楽しみはココからだ〜 映画をもっと楽しむ方法
Tracked: 2010-09-12 22:27
映画「キャタピラー」上映会(舞台挨拶付)
Excerpt: 6月24日、若松孝二監督、寺島しのぶ、大西信満の舞台挨拶付きの映画「キャタピラー」の先行上映会に「ウィル愛知ホール」(名古屋市東区)に出かけた。 ベルリン国際映画祭で寺島しのぶが主演女優賞(銀熊賞..
Weblog: Serendipity !
Tracked: 2010-09-13 14:23
映画:キャタピラー
Excerpt: 映画:キャタピラー 2010-8-15(ソラリアシネマ) ストーリー:勇ましく戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。しかし戦地からシゲ子(寺島しのぶ)の元に帰ってきた久蔵(大西信満)は、顔面が..
Weblog: 伊八のいろいろ
Tracked: 2010-09-15 05:08
キャタピラー
Excerpt: CATERPILLAR監督・製作:若松孝二映画 日 10☆☆☆ 8月25日(水)
Weblog: TRUTH?ブログエリア
Tracked: 2010-09-15 23:18
映画「CATERRPLLAR」追記
Excerpt: 核武装論者さんや芋虫さんのご指摘にあるよう、江戸川乱歩の「芋虫」がこの映画の設定
Weblog: たたかうあるみさんのブログ
Tracked: 2010-09-16 22:43
*キャタピラー*
Excerpt: 一銭五厘の赤紙1枚で召集される男たち。シゲ子の夫・久蔵も盛大に見送られ、勇ましく戦場へと出征していった。しかしシゲ子の元に帰ってきた久蔵は、顔面が焼けただれ、四肢を失った無残な姿であった。村中から奇異..
Weblog: Cartouche
Tracked: 2010-09-16 22:46
『キャタピラー』(2010)/日本
Excerpt: 監督:若松孝二出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五、増田恵美、河原さぶ、石川真希、飯島大介、安部魔凛碧、寺田万里子、柴やすよ鑑賞劇場 : シネマ・ジャック&ベテ...
Weblog: NiceOne!!
Tracked: 2010-09-17 07:50
キャタピラー☆独り言
Excerpt: 8月16日16:40から・・・月曜日なのに満席で2回見送りって、まだお盆休みだったってことかと後から気づきましたけど『キャタピラー』鑑賞してきました。第2次世界大戦の終戦までは、まだ少し時間がかかるそ..
Weblog: 黒猫のうたた寝
Tracked: 2010-09-17 23:14
「キャタピラー」テアトル新宿にて鑑賞
Excerpt: テアトルグループの水曜サービスデーは、女性だけじゃなく男性でも1000円均一ですということで、予告編を観て以来ずっと気になってた「キャタピラー」をテアトル新宿で観てきま...
Weblog: 流れ流れて八丈島
Tracked: 2010-10-07 06:41
『キャタピラー』'10・日
Excerpt: あらすじ頭と胴体だけの姿になって傷痍軍人が、帰還した。勲章をぶら下げ、軍神となって・・・。感想『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』の若松孝二監督が江戸川乱歩の『芋虫』に...
Weblog: 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
Tracked: 2011-12-12 21:33
『キャタピラー』'10・日
Excerpt: あらすじ頭と胴体だけの姿になって傷痍軍人が、帰還した。勲章をぶら下げ、軍神となっ
Weblog: 虎団Jr. 虎ックバック専用機
Tracked: 2011-12-12 21:33
徴兵忌避者で思い出したのが、「ひまわり」でM・マストロヤンニが気狂いのふりをして徴兵を逃れようとするシーンでした。他にも、「ビッグ・ウェンズデー」の中にも、狂人や盲目のふりをして徴兵を逃れようとするシーンがありました。
戦前の日本においても似たような事があったんでしょうかね〜。
>さすがに若松孝ニだけに、一筋縄ではいかん作品のようですね。
まさに仰る通りで!60年代後半から70年代前半にかけて数々の「国辱」映画を世に出すことで良識派の顰蹙を買い続けてきた若松監督が手がけた反戦映画ですからね〜。まかり間違っても「二十四の瞳」みたいなヒューマニスティックなものであるはずがないわけで・・・・・。唯一、爽快な笑いをもたらしてくれたのがKUМAさん演じる愉快な徴兵忌避者だったわけです。「ひまわり」の例のシーンですが、実はこの映画を観た後、友人にこの映画の話をしている時にもこの話題で盛り上がったばかりでした。
>戦前の日本においても似たような事があったんでしょうかね〜。
著名人のエピソードとしては、詩人の金子光晴が息子を徴兵から逃れさせるためにわざと肺炎にかからせたってのがありましたよね。
徴兵拒否者の若松監督の元話を読むまで、KUMAさんの役柄は「知的障がい者」が共同体の中で特に排除されることなく暮らしている、ある意味「理想的」な状況をあの「狂気」と対比させたのではと思いながら見ていました。もちろん映画の中彼が「徴兵拒否」をしていたという詳細な解説があるわけではない。敗戦後、彼が赤襦袢じゃない格好で「戦争終わった!」と喜ぶ姿を見て、どう解釈するか、非常に裁量の大きい部分もある。「暗い」テーマの主題・場面で、彼の「赤襦袢」がスゴク生きているとも思います。
どうもこちらこそはじめまして。早速のTB返しとコメント、ありがとうございました。貴エントリーは「ブログ旗旗」さん経由で拝読させて頂きました。
>「知的障がい者」が共同体の中で特に排除されることなく暮らしている
確かにこの映画を見る限り、KUMAさんは村人から揶揄されることはあっても、特別ひどい差別や迫害は受けてないようですね。但し、この当時にあって、KUMAさんが「知的障がい者」を装うかわりに戦争反対論者であることを堂々と表明していたとしたら、おそらく凄まじいまでの差別と迫害が待ち構えていたのではないかと。それがわかっていたからこそ、KUMAさんは戦争反対論者ではなく「知的障がい者」である方を選んだのではないかと思われます。戦争という祝祭空間においては「敵」がはっきりしているために、「敵」以外の者に対してはある種の寛容さがあったのかも知れませんね。いずれにしても、密室劇ともいうべき原作と異なり、KUMAさんという「異邦人」=「まつろわぬ民」の存在を投入したことで、この映画が原作をはるかに上まわる面白さを獲得したことは確かだと思います。
私も、KUMAさんに、監督の立ち位置を仮託しているように思いました。
彼の存在が本作を際立たせている、といってもよいのでは?
コメント、ありがとうございます。こちらこそ勝手にTBさせてもらい恐縮です。フェミニズム的視点に立脚した「キャタピラー」評、とても勉強になりました。タイトルの「キャタピラー」が「帝国主義」のメタファーでもあるという視点はまさに目からウロコでありました。その点では原作の「芋虫」よりも「キャタピラー」というタイトルの方が的確にこの映画の内容を表しているわけですよね。加害者であると同時に被害者でもあるという点で久蔵は当時におけるマジョリティの姿そのものを象徴しているようにも思われます。この映画が告発しているのは東京裁判で裁かれたような戦争指導者ではなく、彼らに踊らされた一般民衆であり、その意味でこの映画は「民衆の側の戦争責任」を問う映画であるとも言えるのではないでしょうか。
>彼の存在が本作を際立たせている、といってもよいのでは?
KUMAさんという「異邦人」の存在は、その当時の民衆の狂気を一層グロテスクなものと感じさせる上で極めて重要な役割を果たしているのだと思います。