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サブカル雑食手帳

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2007年06月16日

神様の愛い奴

 一昨年の今日(6月16日)、神軍平等兵こと奥崎謙三氏が
逝去された。さすがに最近は氏の名前を耳にすることもあまり
なくなったが、氏が天皇ヒロヒトをパチンコ玉で撃ったのが1
969年の正月、ドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、神軍」
の公開が1987年、そして13年の服役を終え出所後に撮ら
れた「神様の愛い奴」の公開が2003年だったことを思うと、
氏の過激かつ奇矯な活動がいかに息の長いものであったかがよ
くわかる。
 「神様の愛い奴」という作品は、さすがに特殊漫画家の根本
敬氏が製作に関わっているだけあって、一見奥崎氏の異常性ば
かりが強調されたものに仕上がっているが(例えば、「私ね、
77歳ですけど投獄33年ですから、シャバは44年なんです
よ。だからオマンコあんまりしてないんですよ」といったよう
な身も蓋もない発言がバンバン飛び出す)、奥崎氏という人間
の全体像を知る上ではどうしても2作合わせて観る必要がある
のではなかろうか。
 「ゆきゆきて、神軍」では狂ったように戦争責任を追及し、
元上官たちを訪ね歩いては片っ端からブン殴っていた奥崎氏が、
「神様の愛い奴」では何とゲイバーで女装させられた上、
ニューハーフのママにいじめられたり、SMクラブの女王様
(青木麗奈)にやはり女装したままペニスバンドで犯されたり
と変態ぶりを遺憾なく発揮するわけだが、これをもって一部の
評者が言うごとく「晩節を汚した」などとは決して思えないの
である。
 上記2作品そして奥崎氏の著書すべては私にとってこれから
も心の糧であり続けるだろう。
 神軍平等兵こと奥崎謙三先生! 安らかにお眠り下さい。

 
 

 

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posted by 下等遊民 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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