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サブカル雑食手帳

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2018年10月14日

靖国VS今上天皇

「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊はないだろう?はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。わかるか?」

↑は、「週刊ポスト」10月12・19日号が報じた靖国神社宮司・小堀邦夫氏の発言(「第1回教学研究委員会定例会議」でなされたもの)だが、これが今上天皇に対する激烈な批判であり、常日頃、「不敬物件」に目を光らせている右翼団体にとって許すべからざる「不敬発言」であることは誰の目にも明らかだろう。したがって野次馬としては、全国津々浦々から右翼団体が結集して「軍艦マーチ」かき鳴らし、靖国神社に街宣をかけるという前代未聞の珍風景が見れることを内心秘かに期待(不謹慎ながら)していたのであるが、あにはからんや、それらしい動きがまったく見られないのはどうしたことか。まさかここにきて突然、全国の右翼団体が揃って日本国憲法第21条(集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。)を尊重し始めたわけでもあるまいに。つい最近も昭和天皇を主人公にしたピンク映画「ハレンチ君主 いんびな休日」(大蔵映画配給)が、右翼団体の激しい抗議活動により上映中止に追い込まれるという事態が発生、皇室タブーがいまだ厳然と存在していることを証明したばかりではなかったか。大蔵映画によるものであれ、靖国神社によるものであれ、「不敬」であることにかわりはないと思うのだが、どうもこのあたりの「不敬」偏差値(?)の基準がよくわからないのである。大蔵映画に関してば、ピンク映画史上、類を見ない珍(朕?)作が右翼団体の妨害によって闇に葬られてしまったことは、ピンク映画ファンの一人として残念至極というほかはないのだが・・・・・。

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posted by 下等遊民 at 08:53| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
週刊ポストの記事は読んでいませんが、週刊新潮の記事のほうは、デイル―新潮ってページが読めるので、こういう話なのかと得心。新潮もそんなに煽って「ケシカラン調」で書いてはいませんね。
 自分たちも、高貴なかたがたをからかうのって好きな方だから、あまりしかつめらしい批判は気がさしたのかな。

(江戸の性愛術だの佐倉まなだのって記事がブックレビューに並んでいたので、つい寄り道)


 当の映画。「ローマの休日」のパロディとのこと。けっこうおもしろそうだけどなあ。

https://www.dailyshincho.jp/article/2018/03130801/?all=1

https://www.dailyshincho.jp/article/2018/03140800/
Posted by kuroneko at 2018年11月12日 13:25
 >kuronekoさま

 新潮記事の紹介、ありがとうございます。この記事で映画のポスターを初めて見たんですが、「右の方も、左の方も心して観よ!」とか「朕、人妻と密会す」といった秀逸なキャッチコピーにピンクの老舗ならではの興行魂を見る思いがしました。そういえば、前代の大蔵貢氏も新東宝時代、経営難の打開策として天皇をネタにすることを思いつき、嵐寛寿郎を明治天皇役にした「明治天皇と日露大戦争」なんて仰々しいタイトルの映画を作ったんでしたっけね(ちなみに、ピンク女優の香取環に関しては、「女優を2号にしたのではなく、2号を女優にしただけ」との名言あり)。もしかすると、困った時の天皇頼みはこのあたりがルーツになっているのかも。

 >当の映画。「ローマの休日」のパロディとのこと。けっこうおもしろそうだけどなあ。

 観れないとなるとますます観たくなるもんですね。「靖国」や「ザ・コーヴ」が上映中止に追い込まれた時には、「それならうちで」と上映を引き受けるミニシアター館がいくつか名乗りを上げましたが、今回ばかりはその可能性もなさそうですね。
Posted by 下等遊民 at 2018年11月12日 22:24
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