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サブカル雑食手帳

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2019年01月12日

バイブ批評

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「彼から安楽死を考えていると打ち明けられたのは、私がアマゾンで女性用バイブレーターのカスタマーレビューを読んでいる時だった。」という衝撃的(?)な書き出しに惹かれて、社会学者の古市憲寿氏の初小説で第160回芥川賞の候補作でもある「平成くん、さようなら」(文藝春秋)を昨日から読み始めた。まあこの程度の文章を「衝撃的」などと感じること自体、当方の感性がバリバリ昭和おやじ的なものである証しなのかも知れんが、それはさておき、この作品、とにかく女性用バイブレーターに関する記述がやたらと多く、「性行為を嫌う彼のせいで、私には定期的に女性用のセックストイを買う習慣がある。ベッドルームには、イロハ、スヴァコム、ストロングトルネードなど、数十のローターやバイブレーターが並べられていた。最近のお気に入りはウーマナイザーだ。」といったように、女性用アダルトグッズの具体的な商品名も次々飛び出し、その方面における古市氏の造詣の深さも窺われる(さすが気鋭の社会学者!)。これまでの芥川賞候補作の中でこれほど女性用アダルトグッズのことが詳細に書かれた作品はなかったんじゃないか、などと思いながらついつい好奇心からアマゾンでイロハ、スヴァコム、ストロングトルネードといった商品名を検索。驚くなかれカスタマーレビューの中には「ちゃんと濡れていないと、ひだの所がこすれて痛いかな。クリの方も当たり方によってはちょっと痛い。でも動きはエロくてヤバいです。」といったように既に「批評」の域に達しているものまであってすっかり関心が横道にそれてしまいました。といったところで本年もよろしくお願い申しあげます。
posted by 下等遊民 at 21:33| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
曲名とか携帯の機能とかで、バイブレーションって言葉は知られているから、バイブレーターという単語も、くだんの意味合いであってもあっけらかんと使われる時代なんですかね。

 「トンデレラ、シンデレラ」とかインパクトの強いCMを制作していた大阪の電通の人二人へのインタビューってのが1992、3年頃かなあ。『放送文化』ってNHK出版から出ていた雑誌にのっていたんですけど、漫才のような彼らのやり取りの中で、ひとりがもう片方の人がよく言い間違えをする、といい、「渋い俳優さんのことを、『この方は名バイブレーターです』と言った」ってすっぱ抜いていたのを思い出しました。

 20世紀末に、かの「バイブレーター」はどれだけ一般的だったんでしょうねえ。
Posted by kuroneko at 2019年01月15日 10:56
 >kuronekoさま

 >バイブレーターという単語も、くだんの意味合いであってもあっけらかんと使われる時代

 これが電動こけしとか電動張型のような日本語だったとしたらまた事情は違っていたのかも知れませんね。その意味では、バイブレーターという和製英語(?)を思いついた業界の卓抜なる言語センスはバイブレーターの普及にあたって大いに貢献したといえるんじゃないでしょうか。

 >「渋い俳優さんのことを、『この方は名バイブレーターです』と言った」

 このネタ、今だったら漫才コンビのナイツあたりが欲しがるんじゃないでしょうかね。言い間違い芸としては、「ヤフー→ヤホー」よりはるかに面白いし。

 >20世紀末に、かの「バイブレーター」はどれだけ 一般的だったんでしょうねえ。

 20世紀末といえば、1996年(平成8年)に北原みのりさんが女性専用アダルトグッズショップ「ラブピースクラブ」を設立したこともバイブレーターの普及にあたってはある種の啓蒙的(?)役割を果たしたといえるかも知れませんね。もちろん昭和の時代にも日活ロマンポルノあたりにはバイブレーターが登場する作品がいろいろあったように記憶しますが、たとえば「OL縄奴隷」という作品の中で主人公の青年がリモコン付きのバイブレーターを遠隔操作することでヒロインを支配するといったように、ほとんどは荒唐無稽な男の妄想のための道具として扱われていたような。もしも「平成くん、さようなら」が芥川賞を受賞したとしたら、バイブレーターは平成という時代を読み解くキーワードの一つに昇格(?)するのかも。
Posted by 下等遊民 at 2019年01月15日 20:48
わたしの友人、変わり者なんですが、ある時、書いてきたところによると、

ハリカタって知ってっる?

知ってる。

女はああいうもの使うものなの?

あなた、女性にそういうことを聞くのって、すごく失礼よ。

失礼でも何でもいいから教えろよ。

答えません!

って、やり取りをしたんですって。
そいつ、まあ、なんせ変わり者なんです。この前もメールで、

平成最後の紅白歌合戦て、なぜですか?

というから

来年5月に天皇の代替わりがあって、新しい元号になるそうだよ。
新しい元号が何になるのか、まだ発表されていないが。

と説明したら、

元号が変わると、天皇も変わるんですか?

と訊いてきました。世事に疎いにもほどがあります。

Posted by kuroneko at 2019年01月17日 12:57
 >kuronekoさま

 いや〜実に興味深い人物ですね〜。ハリカタに関する女性とのやりとりについては女性との関係性も大いに気になるところであります。付き合ってる彼女なのか、勤務先の同僚なのか、はたまた行き着けの飲み屋のマダムなのかによってもかなり意味合いが違ってくるとは思うんですが。現在、ハリカタと聞いてすぐ意味がわかる女性がどれくらいいるのかというのも気になるところであります。

 >元号が変わると、天皇も変わるんですか?

 これ、漫才ネタだったらかなり優れていると思うんですが。なんか才気がありそうな。
Posted by 下等遊民 at 2019年01月18日 01:17
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