
俳優・東出昌大の不倫謝罪(?)会見のおかげで、「三島由紀夫VS東大全共闘」というドキュメンタリー映画のことを知り、早速、観に行ってきました(このご時勢なので一応、マスク着用で)。さて、この映画の圧巻はなんといっても三島と赤ちゃん連れの芥正彦との解放区をめぐる論争なのであるが、三島も芥もやたらと気負ったような小難しい言葉を使っているところ、なんつうか時代の臭いみたいなものを感じさせてくれて実に面白かったですな。また前後の文脈ははっきり思い出せないのだが、「私の大嫌いなサルトルがこの世でもっともエロチックな存在は縛られた女である、と言っていて」という三島の言葉が妙に印象に残りました(もしかしてサルトルって緊縛マニア?)。まあそんなこんなで、映画のほうはなかなか面白かったのですが、ちょっと驚きだったのは少なくとも50人以上はいた観客の中にカップルが一組もおらずすべて一人で観にきている客だったってところでしょうかね。
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そんなこんなしているうちに終わっちゃいそう。
それに比べて、コロナの感染はいつまで続くのかわかりません。
ところで、こういう時期ってアダルト業界なんかどうしているんでしょうね。『いんらんウイルス、濃厚接触』なんてタイトルの商品、ありそうだけど。
どうもお久しぶりです。
この映画、平成生まれが観たとしたらどう感じるだろうかってのもちょっと興味深いところですね。もしかすると新手の「お笑い」としてけっこう楽しめるんじゃないかと。いずれにしろ、この映画の娯楽性には、この討論会に赤ちゃん連れで参加するという芥正彦氏の類いまれなる演出力(?)が大きく寄与していることは間違いないと思います。
>『いんらんウイルス、濃厚接触』なんてタイトルの商品、ありそうだけど。
いかにもしたたかな業界が考えそうなタイトルですよね。で、タイトルに惹かれて借りてみたら、男優と女優がマスク着用でからんでいたりして・・・・・。