ばれたこの記念日が2月11日に決められたのは実は明治時代
のことで、日本書紀によればそもそも神話上初代の天皇とされ
る神武天皇が橿原に宮を建てたのは元旦であるとか。要するに
明治時代に何でも過去の記念日を西洋の暦に換算することが流
行ったため、神武天皇元年の元旦が西洋の暦でいつに相当する
かというのを計算したところ、BC660年の2月11日になっ
たんだそうな。とまあ前置きはこれぐらいにしておいて本題で
ある神武天皇と女陰を指す古語について。
まず女陰を指す古語を列挙すると
ホト
ツビ・通鼻(『和名抄』より)
クボ(『名義抄』より)
玉門[ぎょくもん](『和名抄』より。部位でいうと、子宮)
朱門(俗称 部位でいうと、子宮)
女門(『房内経』より)
丹穴(『房内経』より)
朱室(『房内経』より)
吉舌[ひなさき](『和名抄』より)
陰唇(部位でいうと、クリトリス)
サネ(俗称 部位でいうと、クリトリス)
等があるが、このうち最初に掲げた「ホト」こそは、神武天皇
の皇后にあたるホトタタライススギノヒメの名前に由来するの
である。そのわけは、この皇后、ある女性を見初めた男性神が、
丹塗矢に変身して女陰を突いた結果生まれた娘だからだそうだ。
てことは神話上最初の皇后の名前はもろ「女陰」を意味してい
たわけで、日本神話についてしばしば指摘されるところの所
謂「性崇拝」(明治初期に来日した英国人日本学者チェンバレ
ンが「古事記」を英訳して出版しようとしたところ、読んだ人
がポルノ小説と勘違いした、という逸話もある)の要素はこん
なところにも如実に示されていたといえる。女陰の呼称につい
ては、その後、地方によって様々なスラングを生み、またその
ことによって生じた言語発声上の齟齬がこれまた様々なフォー
クロアを生み出していくなんてこともこれまで数多あった筈。
そこで今回は「建国記念の日」に因んで(なんのこっちゃ)以
下のように全国各地における女陰の呼称についてのラインナッ
プを試みた次第。
北海道
ダンベ
オソソ(札幌)−全国方言辞典−
ヨシコ(小樽地方)
サマンペ(アイヌ語)
チョルボッケ(アイヌ語)
青森
ダンベ
エッペ
ベベ(弘前市)-全国方言辞典-
エペ(津軽弁)
イペ(津軽弁)
マンジュ(津軽弁)
秋田
ダンベ
ペッパ
ベッタ(河辺町)-全国方言辞典-
マンジュ(横河)
岩手
オマンチョ
ヘッペ(安代町)-全国方言辞典-
ベッケァー(平泉町)-全国方言辞典-
カラゲ(無毛のこと; 平泉町)-全国方言辞典-
宮城
ヘノゴ
ベッチョコ(仙台)
山形
バッペ
マッチョ
あっぺ
あっぺこ
ぺっぺ
福島
ベッチョ
長野
ベンチョ
新潟
オマンコ
まんじょ
まんじょこ
まんじょ、まんじょこは新潟県南蒲原郡田上町の方言。
山梨
ベベ
オベンチョ
ベベ(甲府市)-全国方言辞典-
群馬
オカマ
オマンコ
栃木
オマンコ
千葉
オマンコ
埼玉
オマンコ
オチョコ
茨城
オマンコ(茨城町)- 全国方言辞典-
東京
オマンコ
ツービ(奥多摩町)-全国方言辞典-
オマンコ(奥多摩町)-全国方言辞典-
ベベ(奥多摩町)-全国方言辞典-
ベベ(奥多摩町)-全国方言辞典-
カシワモチ(奥多摩町)-全国方言辞典-
神奈川
オマンコ
静岡
ツンビー
オチョコ
岐阜
ツンビー
オチョコ
オベンチョ(岐阜市)-全国方言辞典-
愛知
ベンチョ
オベンチョ(名古屋市)-全国方言辞典-
富山
チャンペ
ちょんちょん
ベベ(上平村)- 全国方言辞典-
ウチマタ(上平村;女陰のあからさまでない言い方)-全国方
言辞典-
チャンペ(上平村;卑態形)-全国方言辞典-
ハダケ(上平村;子宮のこと)-全国方言辞典-
石川
チャンペ
チャン(七尾市)-全国方言辞典-
チャンペ(七尾市)-全国方言辞典-
福井
チャンペ
滋賀
オメコ
オソソ
三重
オメコ
オソソ
おだいじちゃん(伊賀地方)
おたべ(三重県志摩郡和具)
京都
オメコ
オソソ
奈良
オソソ
和歌山
オカマ
オマンコ
大阪
オメコ
オチョチョ
兵庫
オメコ
鳥取
オメコ
オメコ(鳥取市)-全国方言辞典-
オソソ(鳥取市)-全国方言辞典-
ボボ(鳥取市)-全国方言辞典-
島根
オメンチョ
メンチョ(出雲市)-全国方言辞典-
オメコ(出雲市)-全国方言辞典-
岡山
オメコ
オカイチョ(岡山市)-全国方言辞典 -
広島
オメコ
オメッチョ
山口
オメコ
オチンチン(徳地町)-全国方言辞典-
チンチン(徳地町)−全国方言辞典 -
オメコ(徳地町)-全国方言辞典-
香川
オチャコ
オメコ
徳島
オメコ
おちゃんぽ
オソソ(徳島市)-全国方言辞典-
オメコ(徳島市)-全国方言辞典-
ベベ(徳島市)−全国方言辞典-
オチャンコ(徳島市)-全国方言辞典-
愛媛
オマンコ(松山市)-全国方言辞典-
オメチョコ
高知
オシリ
オシリ(高知市;腰・尻をひとつにまとめてオコシ(お腰)
と呼ばれる)-全国方言辞典-
四国の一部
おちゃこ
おちゃんこ
おちゃんぽ
福岡
まんこ
オメコ
チンチン(福岡市;女児の性器)-全国方言辞典-
ボボ(福岡市)-全国方言辞典-
オカンノンサマ(福岡市)- 全国方言辞典-
オカンチョ(福岡市)-全国方言辞典-
メメサン(福岡市)-全国方言辞典-
佐賀
チョンチョン
長崎島
チョンベ
ボボ
大分
オメコ
オメッチョ
宮崎
マンジュ
ボボ
熊本
メメジョ
ボンボ
鹿児島
オハコ
オハコ(鹿児島市)-全国方言辞典-
マンジュウ
マンズ(鹿児島市)-全国方言辞典-
マメ(鹿児島市)-全国方言辞典-
ボボ
ボボ(鹿児島市)-全国方言辞典 -
オマンコ(鹿児島市;女児)-全国方言辞典-
モッチョ(種子島)
ボボ(鹿児島市)-全国方言辞典-
ヒー(名瀬市)-全国方言辞典-
沖縄
ホ
ホウミ[宝味]
ヒー(沖縄・与那国)
ヒー(平良市)-全国方言辞典-
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ボボ・ブラジルは、結構、広範囲を動揺させたんですね。
昔、友人の思い出話として聞いたエピソードですが、その友人が学生時代に間借りしていた下宿(当時は一件の家に数人の学生が同居しているのが普通でした)では遠方出身の新入生が入るとその新入生が当地のスラングを知らないことを確認した上で「悪いけど○○(スラング名)の缶詰めを買ってきてくれないか」と言って買い物に行かせるという悪質な風習があったとか。「言語発声上の齟齬がこれまた様々なフォークロアを生み出していく」と書いた時、頭に浮かんでいたのはそのエピソードだったわけです。
>ボボ・ブラジルは、結構、広範囲を動揺させたんですね。
確かに! ただいかんせんこれほどまでのスラングの群雄割拠ぶりを見るにつけ、この方面ではまだまだ統一国家への道は遠いのではないかと(爆)。