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サブカル雑食手帳

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2016年03月01日

エロ雑誌の中の「昭和」(2)

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 「トイレット部長なんていう本をみると、便所の中には実にさまざまなものが落ちているが、ベルトやコウモリ傘(!)はおろか、ときにはハイヒールがしかも片方だけ(!)落ちていることもある、というのだから、おどろく。
 もし、はいていた靴を、あやまって落としたとしたら、どうやって帰ったのだろう。摩訶不思議というほかないではないか。」

 ↑に引用したのは、、「別冊 実話三面記事」(日本文芸社)昭和38年(1963年)2月号の「街で拾った珍談集」という記事の中の文章であるが、今と違って、便所といえば、まだほとんどがボットン便所(汲み取り式便所)だった昭和30年代ならではの珍風景であるとも言えるだろう。ちなみに、ネタ元の「トイレット部長」(著者である藤島茂氏は国鉄本社施設局建築課課長として、駅舎の公衆トイレの設計と敷設に関わった人物)は、昭和35年に刊行されるやたちまちベストセラーとなり、翌年(昭和36年)には、東宝で映画化(池部良・主演)されたそうである。

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2016年02月25日

エロ雑誌の中の「昭和」(1)

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1960年代後半から1970年代半ばにかけて、巻き起こった小劇場ブーム。その象徴ともいえる日本初のアングラ専用の劇場「天井桟敷館」が渋谷並木橋に開館した1969年3月15日に、同劇場にて上演されたのが音楽劇「時代はサーカスの象にのって」であるが、その時の写真が「実話情報」(文献資料刊行会)昭和44年(1969年)6月特大号の巻頭グラビアに3頁にわたって紹介されているところを見ても、当時の小劇場ブームの過熱ぶりが如実に伝わってくるような気がするのである。このグラビア頁には、「流行のさまざまな風俗やら、新語・造語がやたらとでてくる。詩と幻想とエロチシズムの悪夢のアメリカ論とか、西洋便器のスーパーマン、青少年のための男色学入門、赤色恐怖症少年のためのリンガフォン・イングリッシュとか、金髪殺しの浴室のサーカス、アメリカ銭湯劇など、例によって例のごとく、寺山修司作の音楽劇。華麗なマス・コミ流行をとり入れた舞台は、にぎやかで退屈でむなしくて、つまんないという声もあったが、もとピンク女優さんの新高恵子ちゃんだけは、とてもよかった。<3月15日 天井桟敷館にて>」とのキャプションが付されているが、確かにこの頃の新高恵子嬢は文句なしにエロっぽい!
なお、この「実話情報」には、「情欲をパンティー泥で慰めていた小学校先生」とか「念願の“二号”はなんと美人局の性悪女だった」といったような、このテの雑誌定番のエロ記事の他に、「昭和“戦国時代”を迎えた花の農民ゲバルト作戦!ザンゴーを掘って、基地拡張反対を叫ぶ農民の反骨!」といった、立川における米軍基地拡張反対闘争にエールを送るような硬派な記事も掲載されていて、このあたりもどこか時代の空気を感じさせてくれる。

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2016年02月18日

ソノシート「白日夢の歌」

 昨年12月30日の拙エントリーで表紙のみ紹介させて頂いた「100万人のカメラ」昭和39年12月号の付録ソノシート「白日夢の歌」(歌・路加奈子)がユーチューブにアップされているのを見つけたのでレトロなエロに興味ある向きは削除されないうちにお聴きください(これ、文句なしのレアものでっせ!)。

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2016年02月14日

私はコレで議員を辞めました

 、宮崎謙介イクメン(?)議員が、「道半ば、志半ばだが、芯無くば勃たずだ」と述べ、議員辞職する意向を明らかにしたというニュースを聞きながら、昔、マルマン禁煙パイポのテレビCMの中で使われた「私はコレで会社を辞めました」というフレーズが一世を風靡(1985年の新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞に選出)していたことを思い出してしまった。あれから30年、禁煙グッズの方は進化を遂げて、今では火を点ける必要のないリキッド式電子パイポというものが出回っているそうである。

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2016年02月03日

オンナマタヂカラのレゲエダンス

 「マツコ会議」とは毎週土曜の夜、日本テレビ系列で放送されているマツコ・デラックスの冠番組であるが、1月30日に放送された「マツコ会議」の中で、オンナマタヂカラなるレゲエダンサーチームが紹介されていたのを見て、その素晴らしいお尻の動きに一発で魅了(その後、アマゾンでDVDも購入)されてしまいました。百聞は一見に如かず、「努」という漢字は「女」の「又」に「力」であることを↓の動画を見ることであらためて再認識していただきたいものであります。

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2016年01月29日

サブカル系出版社のネトウヨ化

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 昨年12月に青林堂より刊行された「『そうだ難民しよう!』はすみとしこの世界」をめぐって、書店「書泉グランデ」が来月開かれる予定だった、はすみとしこ氏のサイン会を中止したとのこと。理由は「書店が差別に加担するのか」といった抗議が殺到しているためらしいのだが、サイン会中止の是非はひとまず措くとして、青林堂といえば真っ先に伝説の漫画雑誌「ガロ」をイメージしてしまう世代のはしくれとしては、書店で最近やたらと幅を利かしているこのテのヘイト本(ネトウヨ本)を青林堂が手がけているという事態にまず驚かざるを得ないのである。ま〜エロ本愛好家としましては、なんぼ出版業界が不況だとはいえ、正直、こんな領域に手を出すよりはまだエロ本の出版で生き延びてほしかったともついつい考えてしまうのだが、オークラ出版とか晋遊舎とかいったかつてのエロ本出版社も最近は青林堂同様、ヘイト本(ネトウヨ本)に手を出しているところを見ると、出版業界にあって現在もっとも収益を見込めるのがヘイト本(ネトウヨ本)の刊行であるのかも知れない。エロ本滅びて、ヘイト本(ネトウヨ本)栄える、あ〜いやな御時世になったものである。

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2016年01月15日

粋(?)な受験参考書

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 自分が受験生だった頃にもこんな受験参考書があったとしたら、もう少し受験勉強にも身が入っただろうに、なんて不謹慎なことを考えてしまうのは私だけだろうか。もちろん、子どもに使わせたくない下品でセクハラな例文が多いということでこのところ世間を騒がせている「生きるセンター漢字・小説語句」(駿台文庫)のことである。問題となっている例文からいくつかをピックアップしてみると、「胸のデカさに俺はキョソを失った。」「彼女の体のユルやかなラインが僕をほっとさせる。」「彼女のなだらかなキュウリョウをうっとりと眺めた。」「きみのエキスをチュウシュツして飲み干したい。」「男なら君に大いにカンキョウをもよおすよ。」「相手が気持ちいい程度にソクバクするんだよ。」「敏感なところは強くシゲキしちゃだめよ。」「あらゆるソクメンから君を研究したい。」「下僕のように扱われることが快感だった。」「息をのんで女子の着替えを見つめる。」「彼女はたまらず声を洩らした。」等々で、これらについては、「手垢にまみれた昭和の官能小説を素人が真似したような駄文」といった、ある意味では的確な批判もSNSでは上がっているようだが、ただあくまでも漢字を覚えるための例文なので、別に美文・名文である必要はないんじゃないかとも思うんですけどね(「記憶に残る例文・意味で生きる漢字・語彙力を!」というキャッチコピーには笑えるが)。といったところで遅ればせながら今年もよろしくお願い申し上げます。

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2015年12月30日

胸ときめくもの

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 このところ、テレビで引っ張りだこの日本ときめき片づけ協会代表理事・近藤麻理恵氏のミリオンセラー「人生がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版)をざっと読んでみたのだが、この本によると、片づけにおいて最も肝心なのは「ときめくモノをきちんと残す」ことであるとか。近藤氏いわく、何でもかんでも捨てるのではなく、「ときめくモノをきちんと残す」ことができて初めて、理想の暮らしを手に入れることができる、というわけだが、理想の暮らしを手に入れることができたか否かはともかくとして、「ときめくモノをきちんと残す」という点に関しては、昭和のエロ本を捨てられない私の場合も知らず知らずのうちに片づけの王道を実践していたということになるわけである。

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ちなみに「週刊実話特報」の表紙のモデルは、私が子供だった頃の人気番組「怪傑ハリマオ」の中で「南十字星のうた」を歌っていた近藤圭子嬢であります。↓

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2015年12月20日

野阪昭如氏の戒名

 9日に亡くなった野坂昭如氏の葬儀のニュースをテレビで見ながらあらためて「昭和は遠くなりにけり」の思いを深くした。それには少年時代の自己形成期(?)にもっとも親しんだ小説が野阪昭如氏の「エロ事師たち」だったということも大きく関与しているかも知れない。私の場合、中学校に入学して最初に読んだ小説が野阪氏のこの大傑作だったおかげで、その当事の私の憧れの職業は野球選手でもサッカー選手でも医師でもなく、常にブレることなく「エロ事師」であり続けたのである。夢は夢のままに終わってしまったとはいえ、氏の作品が少年時代の私に夢と希望を与えてくれたことだけは間違いないだろう。野坂氏の葬儀は「音楽葬にして、戒名はなし」ということらしいが、氏が昭和41年に青春出版社から出した「立ち読み厳禁の書」という本に書いていた自家製の「非行院好色無礼雜文童児」という戒名はどうなってしまったのだろうか(実にかっこいい戒名だと思うのだが)。野阪昭如氏の御冥福を心よりお祈り申しあげます。
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2015年12月09日

sexy8kissmarksのファンになった

 毎週火曜の夜に放映される「NHK歌謡コンサート」はなるべく欠かさず見るようにしているのだが、その最大の理由はアイドル偏重の民放の歌番組では間違ってもお目にかかれないような昭和レトロなテイスト満載のバックダンサーをしばしば登場させてくれるからである。中でもダントツだったのは、11月24日、竹島宏と瀬川瑛子が「東京ナイト・クラブ」を歌った時のsexy8kissmarksというバックダンサー。竹島と瀬川のデュエットはイマイチだったが、sexy8kissmarksのダンスがふりまく昭和のエロ本から抜け出してきたようなエロさはその残念さを補ってあまりあるものだったと思うのであります。

posted by 下等遊民 at 02:42| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする